ゆるーく法律するブログ

本とか映画とか。ねたばれ注意です。

スターウォーズについて

先日投稿した記事にある通り、私はスターウォーズについて極々初心者である。最新作のフォースの覚醒を劇場で見た以外には、ネットで拾ったまとめ動画を見たり、ウィキペディア等のあらすじを参照した程度である。

pinyata.hatenablog.com

また、SF自体普段見ないジャンルであり、まともに見たことがあるものはバックトゥザフューチャー全作とスタートレックが1作とあとは新海誠の作品の一部がSFに含まれるのであれば一応見たことはある。何がSFに含まれるのかすらよく分かっていないのだが、デビッドリンチの作品はほとんど見ている。他にはなぜかSFに分類されてしまったドラマやラブストーリー、ファンタジーくらいだろう。映画ではなくアニメでいうとマクロスは好きである。しかし、ガンダムですら断片的にしか見たことがない。

スターウォーズ最新作についても、友人の誘いで急遽同行しただけでそれほど興味はなかった。しかし、何日か経ってみると、色々と思うところがあり、記事にしてみようと思った次第である。

 

最も疑問を持った点は、SFは主に未来を舞台とする作品であるのだと思うが(これ自体間違っているのだろうか)、それにもかかわらず、どうして戦うのかという点である。それを言ってはおしまいだ、というものなのかもしれないが、非常に気になる点である。

私はSFでなくとも、戦争ものや刑事ものなど、どのようなジャンルであっても人が死傷するような映画はあまり見ない。いくつかは見たことがあり、好きな作品もあるが、根本的に苦手である。しかし、今まで見たことのある作品は対立構造がより明確なものが多いのに対し、スターウォーズについては正義が相対的に描かれており、より鮮明に疑問を抱くきっかけとなったのである。

誰が本当の敵なのか分からずはらはらさせる映画や、数々の裏切りやどんでん返しで驚かされる映画はもちろん数多く存在するのであるが、葛藤の描き方に興味を持った(と言っても最新作しか見ていないので詳しくは分からないのであるが)。

 

未来は現在よりも多くの知識や経験が蓄積され、よりよいものになっていると思いたいのであるが、そうであるとすれば、どうして「敵」を滅ぼすという選択肢をとるのであろうか。

悪の帝国であるA国を正義の王国であるB国が滅ぼし、一次的に平和が訪れたとしても、いずれB国が分裂するなどし、新たな争いが生じることは目に見えている。そもそもA国を完全に滅ぼすことも難しく、実は生き残りがいて云々という展開も容易に予測しうる。そのため、本当に争いをやめたいのであれば、滅ぼすという手段は適していないだろう。

そういったことを過去の人類や、今を生きる平凡な私であっても考えるのだから、未来においてはよりよい手段を発見し、採用してもらいたいのである。

そんなことをしては話にならないじゃないかというのはもちろんそうであり、単純に宇宙船(といっていいのだろうか)がかっこいい、ドンパチやるのがかっこいい、という価値観は理解しうる。しかし、考えずにはいられないのだ。

 

なぜ戦うのか!という大きなテーマの作品は多く存在するのであるが、私の疑問は純粋にどうして殺人等の手段を採用するのかという疑問である。たとえ作品の中であっても、何十年も戦うという手段をとるのはいかがなものかと考えてしまう。他のスターウォーズファンの方がどのような考えを持っているのかわからないが、もしかするといつまで戦ってるんだよwという感想もあながち間違っていないのかもしれないし、そうではないのかもしれない。

気になり始めてしまったので、そのうち答えを探してみたいと思う。

 

それにしても、最新作のヒロインは非常に逞しく勇敢で、BB-8は可愛らしかったなぁ。