ゆるーく法律するブログ

本とか映画とか。基本的にネタばれはありません。

日本のみなさんにお伝えしたい48のwhy

厚切りジェイソンの『日本のみなさんにお伝えしたい48のwhy』を読んだ。
テレビを見る習慣がなく、特にバラエティは苦手なのでほとんど見る機会がないのであるが、何かの折に見かけたことがある。

その時ネタをやっていたのか、コメンテーターのような形で登場していたのか忘れてしまったが、インパクトのある名前と、どうやらお笑い芸人らしいにも関わらず至極真っ当なことを言っていて笑っている場合ではないと感じ印象に残ったので覚えている。

たまたまtwitterで彼のツイートがRTされてきたため、本を出したことを知り、興味を持って読んでみた。

本の中で語られる彼の経歴等を読んでいると、非常に多彩であることが分かった。

 

twitterで寄せられた相談に対する返答と、その解説やコラム等が掲載されているのであるが、短い言葉で核心をついているものが多く、帯の林修の「痛快な一冊です」というコメントがよく分かる。

相談内容は仕事・学業、人間関係、社会、夢、哲学と多岐にわたる。

一般によく言われていることも書いてあるが、言われてみるとそうであるなと考えさせられる内容も多く、参考になる。

彼の経歴から色々なことをやってきた人だということが分かるのだが、やりたいからやっただけというスタンスで、人にどう思われるとか、できないかもしれないとか、そういうことは一切頭にないようだ。
ネガティブな考えを割り切るとか排除するというより、「不安です」という質問が来た時に初めて「えーそんなこと考えたことなかったよ!」という感じ。
ポジティブな回答というより、彼にとってはそれが普通で「前向きに!」なんてわざわざ言葉にする必要すらないようで、考え方が根本的に違う。

いい意味で他人に興味がないところも素敵で、読んでいるとなんでもできる気がしてくる。

最も印象に残ったのはwhy30である。

 

頑張ったのに褒めてもらえない

 

という相談に対し、

他人の褒め言葉は意味のないお世辞にすぎない

 

とある。

これは承認欲求の強い私にとっては衝撃的だった。

もっというと、彼の両親は学校に対し生徒をする褒めるのはやめてほしいと言っていたそうだ。

褒められるとそこがゴールのように感じてしまうからだそうだ。

このようにエピソードを読むと、褒めてもらえない、認めてもらえないなどと悩む必要が一切ないことを実感できる。

 

日本の会社についての記述を読みながら、厚切りジェイソン(やその他の海外の方など)が「日本人には無駄が多い、効率性が悪い」ということに対し、「効率がよくなくても頑張った人は評価されるべき」という日本人的な発想はわからなくもないが、それをいうなら効率よくやって結果を出せた人の効率よくやるためのそれまでの試行錯誤の努力などが表面化されないはどうなのかと思ったりした。

それから、私自身は日本のよくない面や閉塞感を知っていたり実感していたりしても、なかなか「私が変えてやる!」とまでは思うことができないため、単純に日本にいい影響を与えたいと言えることがすごいと思った。

見習いたいことがたくさんある。

 

自己啓発本やタレント本の類が好きでない人は手に取らない部類の本かもしれないが、読んでみて損はないと思う。