ゆるーく法律するブログ

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判例六法(2016年版)

もう何年も判例六法を使っており、最新の判例六法も昨年購入した。

デザインが一新され、ずいぶん格好よくなっている。箱は深い青をベースに銀の文字なのであるが、中身ははっきりとした水色をベースに一部が黒く塗られ、水色で文字が書かれている。それまでは表表紙、裏表紙に細い字で「六」と書いてあるデザインだったので、新しいもののほうがスタイリッシュでいい。

そのためデザインを見た時は気に入ったのであるが、中を見てみると、それまでとは違って文字が小さくなっていた。これはゆゆしき事態である。

もともと条文に加え判例が掲載されているため、情報量が多いのであるが、文字を大きくしてあまりに分厚くなったり、重くなってしまうと使いにくいというのは非常に よく分かる。しかし、比較してみると大きさの違いにびっくりするのであるが、新しい方は慣れるまで読むのに少し抵抗があった。これでは目が疲れてしまい、とても条文素読等できないだろう。私自身はまだ若いが、中高年の先生等は一部参照するだけであってもなかなか読めないのではないだろうか。amazon等のレビューでも文字が小さいことに対して批判的な意見が多い。来年はどうにか工夫を凝らし、もとの字の大きさに戻してもらいたいところである。読みにくいことは非常にストレスに感じるため、従来の字の大きさが限度であろうと思う。

とはいえ、新しい判例の番号だけ色が塗ってあったりと、使いやすい面が多いことは変わりないので今年は我慢して使用させていただくことにする。