honey
映画「honey」を見た。
人気コミックが映画化されたものだ。
おおざっぱなジャンルでいうと「不良モノ」だが、今も昔もこんなにも分かりやすい不良がいるんだろうかと思ったし、少女マンガならではの「???」となる展開も多かった。
私は現実世界ではいわゆる不良には出会ったことがなく、不良といわれるとドラマの「ごくせん」を思い出すレベルであり、モデルになるような不良は本当に実在するのだろうかと疑問である。
しかし、そんなことはさておいて、この映画は日本の純愛ラブストーリーのよさが溢れており、最後はなんだかんだで幸せな気分になれた。
ヒロインを演じる平祐奈さんは初めて見たと思ったが、映画「紙の月」で見ているようだった。
最初は顔があまり好みでないと思ったが、笑顔が非常に可愛らしく、純粋な感じがとてもよかった。
人間なのでありえないが、一生側で笑っていてくれそうな純粋さがあり、純愛モノに向いているように思う。
日本の純愛ラブストーリー、特に高校生の恋愛モノは量産されているが、どれも安心して見られるところがいい。
海外のラブコメでは何かと性の話に発展しがちだが、邦画では性的な描写が少なく、どの世代も、誰と見ても楽しめるところがいい。
今後も懲りずに映画館に足を運びたいと思う。
映画館は主演の平野紫耀さん目当てだと思われる若い女の子たちで溢れており、上映中も多少の悲鳴や歓声があったが、それもまた一興で現場の空気感を楽しめたように思う。
10年後の仕事図鑑
落合陽一さん、堀江貴文さんの『10年後の仕事図鑑』を読んだ。
話題の図書なので読むのを非常に楽しみにしていたが、最高におもしろくて何でもできるということを思い出せた。
この本は、AI時代になくなる仕事や生まれる仕事について書かれた本で、AI技術の具体的な発展を知ることができる。
どんな職業がなくなるのか、生まれるのかとどきどきしながら読んだ。
専門外であるせいか最も驚いたのは、エンジニアは安くなると評されていることだ。
プログラミング教育が話題となっていたり、転職しやすい職業だという噂を聞いていたため、今後ますます発展する職業であるように感じたが(もちろん発展はするだろうが)、確かにプログラミングはツールでしかないのかもしれない。
弁護士については、確かに法令や判例、制度の検索の場面ではコストが削減されると思われるし、それは非常にありがたいことではあるが、実際には感情を取り扱う場面も多いため、弁護士、裁判官、検察官がAIにとって代わられるといわれると、そのような場面は非常に限られているのではないかと思う。
見落としや勘違いがあってはならないため、精度の高いリサーチができるのであれば非常に便利だと思う。
AI=感情が苦手というのも通り一遍な感想であるため、感情そのものや、AIが感情に対しどのようにアプローチしているのかは今後学んでいきたい。
「人間味」のある判決や解決をAIが出せる日が来るのかということにも非常に興味がある。
愚痴のようになってしまうが、裁判所や裁判という仕組みは非常に古いシステムで運用されているが、種々の最先端の技術を取り入れることはできないとしても、もう少し効率的な仕組みになってほしいし、そのような仕組みになるよう助力したい。
内容がほとんどない期日や、FAXはもちろん、事務員が書類を持参する等という仕組みは非効率としかいいようがない。
どこかで『13歳のハローワーク』の現代版であるという感想を目にしたが、本当にその通りだった。
AIに仕事を奪われるのではないかと不安を煽るような意見もあるが、この本はどちらかというとポジティブな記述が多く、これからの社会の変化が楽しみになったし、自分自身がこれからどんな価値を生み出せるのか、考えて行動したくなった。
今仕事に悩んでいる人はもちろん、学生のみなさんにも早い段階で読んでほしいと思う。