『刑事弁護の基礎知識』を読んだ。
比較的最近出た本であるが、若手弁護士や司法修習生の多くが所持しているようだ。
捜査段階から公判手続の手続についての解説はもちろん、方針決定のあり方や、法曹倫理的な側面も書かれている。
実務に出てしばらく経ってしまうと、なかなか新しい議論に触れる機会がなくなってしまうと思うが、この本では最近の議論が盛り込まれており、ケーススタディも充実しているため理解がしやすい。
内容は豊富だが240頁程度しかないため読みやすくもある。
もうすぐ司法試験が実施されるが、受験を終えた人たちも実務を知るために読んでみるといいだろう。