これからの世界をつくる仲間たちへ
落合陽一さんの『これからの世界をつくる仲間たちへ』を読んだ。
落合陽一さんは筑波大学教授、メディアアーティスト等多くの肩書があり、「現代の魔法使い」として話題になった人物だ。
この本は「魔法をかける人」になるための本である。
私も含め、多くの人々は例えばスマートフォンに対して「便利になった!」とは思うものの、それぞれの機能がどのような仕組みになっているかを知ろうとしない。
それでは「魔法」が「魔法」のままで、「魔法をかけられる人」になってしまう。
「魔法をかけられる人」ももちろん悪くはないが、仕組みが分かっていないと分かっている人との差がどんどん開いてしまうという話である。
一般には「クリエイティブ・クラス」になることは難しいことだと思うが、法律の世界は他の世界よりもスピードが遅く、ITも苦手としているので、若い人たちが活躍できる場が多いように思う。
最近は便利な書籍も増えているが、暗黙知が多い世界でもあるため、「暗黙知」を理解して立ち回れば多少なりともアドバンテージになるのではないだろうか。
法曹は「後始末」をすることが多い職業ではあるが、私も人を驚かせたり、感動させたりするような仕事をできるように頑張っていきたいと思う。