ゆるーく法律するブログ

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東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

山口真由さんの『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』を読んだ。

山口真由さんは、当ブログで何度も紹介しているように、東大法学部を首席で卒業され、財務省に入所された後、現在は弁護士として活躍されている女性だ。

山口さんがどのような勉強法を実践されてきたのかについて書かれている。

 

先日紹介した『東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 (SB新書)』よりもあっさりとした記述であり、1回毎の方法に異なる説明がなされているところがある。
どちらかといえば7回読み勉強法の方が勉強法それ自体の比重が軽く、両方読むのはありだが好みに合わせてどちらかだけを読むのもありだと思う。
7回読みについての詳しい勉強法は記載されていないが、他の方法論やエピソードについては『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』が最もすっきりまとまっているため、何冊も読みたくない方はこちらだけを読めばいいように思う。

 
印象に残った記述としては、
「根拠なき自信」を、「証明された実績」に変えていくことが、何よりも重要なポイントなのです。
という一文がある。
同じようなことは、例えば脳科学者の茂木健一郎さんも言っておられるが、常に心に留めておきたいことだ。
 
また、つねに上を目指すということがつらくないかという旨の問いに対し、
勉強する目標がある人生は、つらいことがあるからこそ、楽しいことがある。
勉強をする目標がない人生の場合には、つらいこともない反面、楽しいこともないのでは
と考えているそうだ。
全面的にうなずけるというわけではないが、やはり自らの努力により勝ち取ったものは何物にも代えがたい魅力があると思う。
 
理解されやすいように、わかりやすい説明をするノウハウも、霞が関において、育てられてはこなかったと思いました。
という記述があったが、先日読んだ『キャリア官僚の仕事力 秀才たちの知られざる実態と思考法 (ソフトバンク新書)』には官僚の説明力等は高いと書かれていたため、異なる印象を持たれているようだ。
もちろん場面によったり、部署によったりもするだろうから一概には言えないことではあるが。
 
いつでも何でも7回読むということではないが、インプットの方法論として参考になったといえる。

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