東大主席弁護士が実践!誰でもできる<完全独学>勉強術
山口真由さんの『東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 (SB新書) 』を読んだ。
7回読み勉強法自体は、私も同じ教材を何度も繰り返したり、 難解な文章になるとその場で何回も読んで意味を取らないと内容が 理解できないこともあり、 意識していた訳ではないが親和性があると感じた。
必要に応じて回数を調整するなどして活用することもできるし、1度で習得しようと思わないことが大切な場面もあると思う。
また、他の著書でも言及されていたが、得意なことを伸ばすということについては、 もちろん得点配分等の条件にもよるが、概ね賛成できる。
表紙に社会人でもすぐ使えるとあるが、 特に数学についての記述は私の仕事とはあまり関係がなく、 7回読み勉強法の応用の仕方を知ることはできたがそれほど役に立たなかった。
個人的には勉強方法よりも自伝的なエピソードの方に興味があり、 他の著書の方が好きだ。
個人的には勉強方法よりも自伝的なエピソードの方に興味があり、
ちなみに表紙のお写真も、キリリとされているが、他の著書の表紙の柔らかい雰囲気の方が好きだった。
序盤で効率性について言及されているが、 私自身は下手に興味を持って迂遠な手段を取ってしまいがちである ので、気をつけなければならないと再認識させられた。
「少々脇道でも、あとあと役に立つのではないか」などと遠回りの道を、そうと知りながらあえて選んでしまいがちです。
とはまさに私のことである。
スイスイと解答できるような理解度に達してから問題集を解くのが、結局は試験合格までの最短距離。
という記述に対しては、私は問題を解くことや間違えることで問われ方やつまづき方を学習するタイプであるので、著者とは少し異なるタイプなのかもしれない。
松浦清山の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言に久しぶりに出会い、ぜひ覚えておきたいと思った。
同じ著者の『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』は読んでいないのだが、
すでに購入してしまっているのでそのうち読もうとは思うが、読む順番を考えればよかったと思っている。