ゆるーく法律するブログ

本とか映画とか。ねたばれ注意です。

月に泳ぐイルカ・こんぺいとうの星降る夜

長谷川善哉さんのこんぺいとうの星降る夜を読んだ。 

聞いたことがない作品、作家だったが、表紙に惹かれて読んだ。
2つの短編小説が収録されている。


いずれも平易で言葉で書かれており、全体を通して静かな空気が流れているような感じで読みやすい。
分量もそれほど多くなくすぐに読み切ることができる。

「月に泳ぐイルカ」は設定に反しほんのり幸せを感じられる面もあり、10代独特の瑞々しさのようなものが感じられた。
こんぺいとうの星降る夜」は設定としてはよくあるものだが、男女のすれ違いが切なく描かれており、ヒロインがどのような選択をするのか最後まで気になった。

 

おそらく小説を読んだのは1年ぶりで、しかもたまたま目に留まったものであったのだが、楽しむことができた。
これを機に小説を読む機会も増やしていきたいと思う。

kindleで無料で提供されているので、ぜひおすすめしたい。