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ゆるーく法律するブログ

本とか映画とか。基本的にネタばれはありません。

メディアクリエーター論争について

雑記

先月はてなブログを始めたばかりで、いわゆる「はてな村」や「学生ブロガー」または「メディアクリエーター」たちの実態を知ることについても、ブロガー同士の交流に対してもそれほど積極的でないのであるが、あまりにも大きな話題になっているため気にせざるを得なくなった
問題のブログと、メディアクリエーターに言及する記事を少し読んだだけであるため、あまり凝った分析はできず、また、本線からはそれる部分もあるが、気になった点について言及させていただきたい。

特定の個人を批判することが目的ではなく、単なる感想である。

 

私はというと「学生」でもなく「おっさん(おばさん)」でもないが、年齢や現在の立場からするとどちらかと言えば「学生」側に近い。
そのため「学生」の言うことには共感できるところがあり、応援したくもある。
特に年齢や経験値については、「若い」からこそどうしようもない部分であり、「若いから」うんぬんと批判されることに対しては非常に抵抗がある。
老婆心から「学生」を叩いてしまう「おっさん(おばさん)」も散見されるが、若さへの単なる嫉妬であったり、大きなお世話だとしか言いようがない部分もある。


他方で、メディアクリエーターとは何か、コンテンツとは何かという内容が見えないことや、死んだ魚の目をして満員電車に乗っているサラリーマン等というような表現が、あまりにもありきたりで陳腐であることについては、目に付くところである。
結局大人や社会に対して漠然と反抗してるだけに思えてしまう面があり、「ダサい」という感覚は非常に分かる。

 

私個人としては、どちらの言い分も分かるところがあり、結局「学生」たちが企業に入るという選択肢以外で食いつなぎ、多かれ少なかれ自己実現できるのであればそれはそれで素晴らしいと思うし、結局うまくいかなかったとしても、大人たちに対抗する形でメディアクリエーターになると表明したことに価値がなかったとは思わない。
何かを発言することを恐れて黙ってしまったり、あまりにも元気がない若者よりはずっといいと思う。
それほど興味はないが、興味がない私でも伝わるような話題になるよう、「学生」のみなさんが活躍されることを期待したいと思う。

ダサくても、ダサくなくても、やってみようと思ったことはやってみればいい。
 「大人」になってしまった人達に、すごいことをやってのけて「参った!」と言わせ、いい意味で考えなしに行動する元気を思い出させてやればいい。

他方で、「学生」を批判しながらも、非常に温かみを感じられる記事を書いておられる大人たちもおり、単純に素敵だと思った。

 

ここからは大きく本線から外れるが、一部の大人の発言について思うところがあったので言及させていただく。

 

社会のことは社会に出てからしか分からない等という発言を目にしたが、これについてはぜひとも反論したい。

社会に出る=正社員として雇用されると考えられている節があるところが非常に問題であると感じている。

私自身は日本の会社の嫌な面を目にし、一般的な企業には勤めたくないと考えてしまっている部分がある。
様々なアルバイトの経験や、実際に企業に入ったことで得られた経験、本で読んだ内容、人から聞いた話等からそう考えるようになった。
正社員とアルバイトやその他の雇用形態ではもちろん責任の重さが違うなど、相違点もある。
しかし、仕事の内容が変わらなかったり、これをアルバイトにやらせるのか?と疑問を持たざるを得ない仕事に着手することがあったり、雇用形態には種々のものがあり単純化して議論するのは危険であること、会社によっても部署によっても文化が異なること等々から、「正社員」にこだわること自体には疑問があるからだ。
正社員として大変な思いをしながら仕事をされている方はそれだけで評価に値する面があるが、特に社会に出ないと分からないという発言は学生を単に排除し、議論を根本的に否定するものであるように思われる。
このような批判は当たらないどころか、有害であるように思われる。
同様の文脈で、社会はそんなに甘くない等とも言われるが、「社会」とは何なのか、一体どういうことを想定して議論しているのか、論点を明確にしてほしいとも感じる。


また、「学生」としては新しい(と思われる)ことや大きなことを始めるにあたっては、先人の知恵を借り、自分たちの言動が何に対しどのような影響を及ぼすかを考えることも必要であり、その面では謙虚に教えを乞うことがあってもよいが、「おっさん(おばさん)」側から単に「就職」で不利になるぞと批判することは何の役にも立たないばかりかまさに有害であり、単なる脅しにしか聞こえない。

「就職」はもちろん大多数の方にとって大切なものではあるが、「就職」のために生きているのではないのだから、そこをあまりに強調されると単なる思考停止に思えてしまう。

おそらくメディアクリエーターのみなさんは「就職」自体に批判的な立場に立っているのであるから、頭ごなしに批判しても仕方がないだろう。

 

以上がメディアクリエーター論争を「なんとなく」把握した上での雑感である。

結局どちらがどうなろうとそこまで興味はないのであるが、一学生の発言が大きな議論に発展した現象自体には興味が持てる。

完全に外野からの発言なのであるが、進展があれば追ってみたいと思う。