優越的地位濫用規制と下請法の解説と分析(第2版)20160104追記
独禁法の優越的地位濫用規制と下請法規制について公取等の解釈を集約、整理した書籍だ。
規制の趣旨や歴史にも触れながら、行為ごとに要点がまとめられている。参照文献は公取のガイドラインや講習会テキスト、その他の専門書等で正確性が担保されており、さらに詳しく調べたい場合にも勝手がよい。内容についても図や具体例が豊富でイメージがわきやすく、適切な分量でまとめられていることも大変評価できる。資料として優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の考え方、及び下請代金支払遅延等防止法に関する運用基準が掲載されているところも便利である。Amazonの独占禁止法のカテゴリでも第1位に輝いている良書である。
下請法を概観したい方、とりあえず一冊手元に置いておきたいという方におすすめだ。
この記事を書くにあたって検索してみると今月初旬に第2版が発売されていたようで、私も買い直さなければならない。
20160104追記
ご紹介、ありがとうございます! 優越的地位濫用規制と下請法の解説と分析(第2版) - ゆるーく法律するブログ https://t.co/RAN7iHflro
— 長澤哲也 (@NagasawaTetsuya) 2015, 12月 30
なんとご本人のtwitterでご紹介いただいた…すごい時代である。感謝申し上げます。